■ |
IPSC ACTION AIR COMPETITION RULES |
|
DVCはIPSC ACTION AIR COMPETITION RULESと国内法を元にルール運用を行っています。
ACTION AIR COMPETITION RULES
JANUARY 2019 EDITION
|
|
|
■ |
基本レギュレーション 【2018.07.15現在】
|
|
|
● |
使用できるエアガン
- 6mmBB弾を使用するガスブローバックハンドガン及びカート式リボルバー。
- マガジンを外すことによってBB弾・ガスを発射できなくなる構造の物。
- BB弾重量0.25g以下、銃口エネルギー0.8j以下。
|
|
|
● |
使用不可能なエアガン
以下の物は使用できません。
- 6ミリ口径以外のエアガン
- 金属スライド、またはフルメタルのエアガン
- 安全装置の機能しないエアガン
- フルオート、バースト機能付きのエアガン
- ストックやフォアグリップを装着したハンドガン
- ケースレスタイプのリボルバー
- HFC134a、もしくはそれに準ずるエアガンメーカー市販の低圧ガス以外のソース
- 外部パワーソース(マガジンと外部パワーソースをホースなどでジョイントする方法)
|
|
|
● |
ホルスター・リグ類について
競技において特別なタイプや銘柄のホルスターは特に必要ありませんが、以下の物は使用できません。
- エアガンのグリップ後部(握った時に親指と人差し指との間)がベルトより下に位置するホルスター
- ショルダーホルスター及びレッグホルスター
- 自然体で直立した時、収めたエアガンの銃口が1m以上先に向いてしまうホルスター
- 収めたエアガンが全くの抵抗なく抜けてしまうホルスター(ホルスター自体の摩擦抵抗、トリガーロック、ストラップ等のない物)
- ホルスターに収めた状態でトリガーを操作できてしまうホルスター
- 上記以外でレンジマスターが安全面その他に不都合な点があると判断したホルスター
- ベルトもしくはインナーベルト(または双方)は、ズボンのベルト通しに最低限3つ入れてウエストに固定してください。
- 女性の方は腰の高さに合わせてベルト・ホルスター・ポーチ類を付けても構いません。
- 迷彩服・政治的な要素の含まれるスローガンが書いてある服装は禁止させていただきます。
|
|
|
● |
会場内でのセイフティ・ルール
お守りいただけない方は退場をお願いすることがあります。
- 常にシューティンググラスまたはゴーグルをかけて目の保護をして下さい。
- エアガンはバッグやケース、ホルスターに入れて運搬して下さい。セイフティエリア外で銃を一切手にしてはいけません。
- エアガンには常にBB弾が装填してあると考えて慎重にとり扱って下さい。
- 射撃の妨げになるような行為はおやめ下さい。
その他、会場内ではレンジオフィサー(RO)の指示に従って下さい。 |
|
|
■ |
IPSCルールのツボ |
|
|
● |
ステージ攻略の方法は自由!
IPSCは「フリースタイル」が原則の射撃競技です。
コースオブファイアの説明も、ROのブリーフィングもあえて必要最低限に留めています。
競技開始を告げるブザーが鳴ったら、そのステージをどのように攻略するかはアナタの自由。
知力・体力・射撃力を駆使し、効率良く短時間で高得点を取って下さい。 |
|
|
● |
スコアの特徴
IPSCのスコア基準は「ヒット・ファクター」と呼ばれる数値です。
これは、ターゲットのトータル点÷タイムで表される「1秒間あたりの得点」のことで、この数値の高い人が高順位となります。
例えば、10秒かけて取った100点と、5秒かけて取った50点は同じ価値になります。
これは、タイムだけが早くても、ターゲット得点が高いだけでも好成績には必ずしもつながらないことを示しています。 |
|
|
● |
セイフティエリア
自分の撃つステージ以外で唯一エアガンを手にすることができるのは、会場内に設けられた『セイフティエリア』のみとなっています。
ここでは「物理的にBB弾を発射できない状態」を前途とし、以下の行為が認められています。
- エアガンをガンケースから出し入れし、ホルスターへ収納する
- ドロウ・ドライファイア練習
- エアガン本体、関連部品の分解組立・点検・整備・修理・クリーニング
セイフティエリア利用の際は、銃口を必ず前方の壁に向けてください。
また参加者共用スペースの為、長時間の独占はご遠慮願います。
【絶対にマガジンやBB弾ボトル、パワーソースを持ち込まないでください。
セイフティエリア内でそれらに手に触れるとDQの対象になります!!】 |
|
|
● |
ブリーフィング
用意されたコースオブファイアを基に、ROがステージの説明を行ないます。
- スコアリング方式
- ターゲットのタイプと数
- 最低規定弾数
- レディコンディション
- スタートポジション
- スタート合図の方式
- ステージ進行手順
説明終了後にもし不明な点があれば、ROへ質問してください。
|
|
|
● |
ウォークスルー
ステージの説明が終わると、順番にステージを歩いてコースを確認する ウォークスルー が設けられます。
限られた時間ですが、ターゲットの配置や攻略方法を実際にシミュレートしてください。
ただし、この時マガジンやドットサイト等 エアガンの代わり になる物は一切手にする持つことができません。
|
|
|
● |
レンジ・コミュニケーション(Range Communication)
ROのコールする号令です。以下の手順に従って競技を進めてください。
1 : ロード アンド メイク レディー または メイク レディー
- ”Load And Make Ready”
このコールで、競技者はダウンレンジもしくは指定された安全な方向に体を向けます。
シューティンググラス等で目の保護を必ず行なってください。
コースオブファイアに記載された通りにエアガンを準備し、スタートポジションを取ります。
※「ロードアンドメイクレディー」とコールされたら、スタートシグナルがあるまでROの許可なしにその場から動き出すことはできません。
2 : アー ユー レディ ?
- “Are You Ready?”
準備完了であればうなづく等して、そのままスタートポジションを取り続けてください。もし準備ができていなければ、「ノットレディ」とはっきりROに伝えてください。
3 : スタンバイ
- “Standby”
このコールの後、1〜4秒以内にスタートシグナル(ブザー音)が鳴ります。
さあ、競技開始です!!
4 : イフ ユー アー フィニッシュド アンロード アンド ショー クリア
-
“If You Are Finished, Unload And Show Clear”
射撃を終えたと判断したら、このコールを受けた時に銃口をダウンレンジに向けたままマガジンを抜き取り、スライドを完全に引いてチャンバー内をROに確認させてください。この時トリガーには指をかけないように!!
しゃがんだり伏せた状態で終了した時は、一旦立ち上がってから行なってください。
5 : イフ クリア ハンマー ダウン ホルスター
-
“If Clear, Hammer Down, Holster”
安全に競技を終える為の最終確認です。
オープンしたスライドを元に戻し、ダウンレンジに銃口を向けたままトリガーを引いてハンマーを落としてください。直接ハンマーに触らないように!!
エアガンがクリアな状態と確認できれば、ホルスターに収めてください。
グリップを握った手がホルスター内のエアガンから離れた時、競技は終了です。
6 : レンジ イズ クリアー
- “Range Is Clear”
コースオブファイアそのものの安全宣言です。
ROからこのコールがなされるまで、競技者はもちろん、誰もファイアリングラインまたは最終射撃位置より前に進まないでください。
|
|
|
● |
スコアリング方式
・Comstock
-
弾数の制限が無く、タイマーやストップ・プレートでのタイムでスコアをする方式。
|
|
|
● |
IPSC Action Air Target
主に「クラシック・ターゲット」を使用します。このターゲットには必ず2発以上の弾痕を残して下さい。得点は高い方の2発をカウントします。
得点配分は、1つの弾痕につき
- Aゾーン→5点
Cゾーン→3点
Dゾーン→1点
となります。
弾痕が残らなかった場合(ミスショット)は1発につきマイナス10点のペナルティーです。
ターゲットの一部に黒く塗りつぶされたエリアはハードカバーです。
この部分に当たっても採点はされません。 |
|
|
● |
IPSC Action Air Poppers
このターゲットは、撃ち倒すと得点(5点)になります。
弾が当たっても倒れなければ得点にはならず、 ミスショットのペナルティーはマイナス10点になります。 |
|
|
● |
IPSC Action Air Stop Plate
タイマーカウントをストツプ させるプレートです。一番最後に撃ちます。
もしストッププレートを撃った後でターゲットの撃ち忘れやミスに気付いたら、該当のターゲットをリカバリーした後、再度ストッププレートを撃ってください。
ただし、「イフ ユーアーフィニッシュド, アンロードアンドショークリア」のコールに従った後では撃ち直すことはできません。 |
|
|
● |
ノーシュート・ターゲット(ペナルティー・ターゲット)
色の異なる(通常は白色)ペーパーターゲット、または大きく×印のついているターゲットはノーシュート・ターゲット(ペナルティー・ターゲット)です。
これに撃ち込んでしまえば、1発につきマイナス10点のペナルティーとなります。 |
|
|
● |
スコアリング・ペナルティー (減点)
1 : ミスショット(ターゲットを撃ったが外した)
2 : ノーシュート・ターゲット (ペナルティー・ターゲットを撃った)
3 : 行為エラー(コースオブファイアの指示に従わなかった)
- ラインを踏み越しながら撃った
1発につき −10点
- ターゲットを撃たなかった
ターゲット1つにつき −10点
|
|
|
● |
DQ(失格行為)
- 危険が予想されるエアガンの取り扱い
- スポーツマンにあるまじき行為
これらのペナルティは減点ではなく、DQ(競技失格)となります!! 十分注意してください。
1 : 銃の落下
- 装弾されたエアガンを落下させた場合
※装弾されていないガンを落下させた場合はDQにはなりませんが 、
自分で銃を拾い上げた場合はDQになってしまいます。
この場合は必ず付近のROを呼び、拾ってもらってください。
2 : レンジ以外での銃の取り扱い
- セイフティエリア、試射レンジ以外での銃の取り扱い
- セイフティエリア内での弾、ガス、マガジンの持込
※使用中でないガンは、必ずホルスターもしくはガンケースに収めてください
3 : ステージでの危険な銃の取り扱い
- 移動中にトリガーガードの中に指を入れること
(ただし実際にターゲットへ照準、射撃している場合をのぞく)
- 銃口が自分の体を横切った場合(スイープ)
- 180度、90度の範囲を超えた方向に銃口が向いたとき
- 射手の足元もしくはターゲットに銃口が明らかに向いていない場合での暴発
4 : スポーツマンにあるまじき行為
- 暴言や違法行為、反社会的な言動
- 飲酒した状態での参加
|